【HARLEY-DAVIDSON XL883 SPORTSTER】
スポーツスターのタンクリペイント&オイルタンク板金ペイントのご紹介。
ハーレーが好きって言うよりもスポーツスターが好きって方結構多いですよね。
ビックツインとは一味違う軽快な乗り味に普段着でも十分しっくりくるファッション性。
スポスタ乗りってお洒落さんが多いと思うのは僕だけでは無いはず!
今回のオーダーはタンクを黒一色に塗り直してハーレーのロゴをペイントする事と、
オイルタンクの凹みをキレイに直す事です。
オイルタンクに写り込んだ工場のシャッターが歪んでいるトコが凹み箇所です。
まずは作業対象となるパーツの取り外し。
取れたぁ。
2004年以降の車両はカバーリングされていますが、
リジットマウントモデルはオイルタンクその物が作業対象になります。
塗装歴のあるガソリンタンク。
残念ながらあまり内容の良い仕事はされていません。
錆や塗膜の劣化を多数確認。当方ではこの状態の塗膜を下地として利用する事は
ありませんので、ブラストにより完全剥離を行い再下地処理を行います。
写り込んでいる背景がウネウネと波打って、表面処理の甘さも物語っています(右)
状態の良い純正塗膜のオイルタンクは部分的な剥離を行い板金工程へ。
総剥離はそれなりにリスクを伴う作業なので、必要なければ行わない方が良いのです。
どんな場合でも毎回剥離をする事が良い仕事だと言うのは、間違った認識だと僕は思います。
それでも必要と判断すれば、躊躇なく剥離ます。
製造過程上処理が甘く、ガタガタのタンクの底面。
ガソリン漏れ(ニジミ)を起こしている箇所も確認。
問題箇所もバチバチっと問題解決!
黙々と下地作業中!
塗装が終われば黙々と磨きです。
僕の人生の大半はこうやって黙々と過ぎ去っていくのです。
仕上がったパーツを組み付けていきます。
キズ等つけないように慎重に!フゥ~。
完成~
ポッコリ凹んだオイルタンクも、ウネウネだったガソリンタンクも
ビシっと仕上げて生まれ変わりました。
ガタガタだったタンク底面もビシっとね!
こういう部分がしっかり仕上げてあるだけで、車両全体の質感も確実に上がります。
「単色塗装なら何処で塗っても一緒」とんでもない!
単色こそ、誤魔化しの効かない腕の試される究極のペイントなのです。